(株)東京カンテイは17日、2005年10月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。
同調査は、同社に登録された中古マンションの売り希望価格を行政区単位ごとに算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプの価格に即するよう70平方メートル換算したもの。
これによると、首都圏10月の中古マンション価格は2,413万円(前月比▲2.1%)で、4月以降安定して推移していたが、10月にはやや下落傾向となった。主要都市別には、東京23区(3,370万円、同▲0.7%)、千葉市(1,607万円、同▲0.5%)は下落したものの、横浜市(2,263万円、同0.7%上昇)とさいたま市(1,912万円、同1.0%上昇)ではわずかに上昇した。
近畿圏の中古マンション価格は1,610万円(同▲0.3%)。大阪市1,805万円(同▲1.6%)と神戸市は1,606万円(同▲2.9%)ともに下落傾向。
中部圏は1,342万円(同変動なし)、愛知県は同0.4%上昇の1,368万円となった。なお、名古屋市はやや強含みに転じ、1,521万円(同0.1%上昇)と、3ヵ月連続で上昇している。