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三井不、SCとマンションの複合開発「横浜」を着工

「ららぽーと横浜」外観完成予想図
「パークシティLaLa横浜」外観完成予想図

 三井不動産(株)は30日、商業施設(SC)とマンションからなる大規模複合開発「ららぽーと横浜」「パークシティLaLa横浜」を起工した。

 同プロジェクトは、JR横浜線鴨居駅徒歩11分、日本電気(株)事業所跡地に、店舗面積約2万8,000坪、店舗数約300の商業施設と、総戸数705戸のマンションを建設するもの。総事業費は550億円。都市計画提案制度の活用による環境創造型の開発をめざしており、敷地周囲を遊歩道とグリーンベルトで取り囲むほか、既存樹300本を移植するなど、周辺環境との調和を図る。

 商業施設は、同社SC開発の基本コンセプトである「ライフ・ソリューション・コミュニティ」に沿い、「作る・学ぶ・発表する」「体験・発見・知育」をテーマにしたテナント誘致と来場者サポート、文化発信を行なう。すでに、TOHOシネマズのシネマコンプレックスやイトーヨーカドー、大丸百貨店、東急ハンズなどの出店が決まっている。

 マンションは、地上12階建て。専有面積63~105平方メートル、居住者には、SCへ直接アプローチできる専用出入り口を用意。また、居住者専用のポイントカード、携帯電話による情報発信、映画割引、試写会招待など、オリジナルのサービスを用意していく。
 同社専務執行役員・住宅事業本部長の松本光弘氏は「商業施設と複合開発されたマンションへの評価は非常に高い。先に発売した『ラゾーナ川崎』も、すでにこの秋全戸が完売している。横浜では、80平方メートル台の3LDKを中心に100タイプ近いプランを用意。団塊世代をメインターゲットに、平均販売価格3,000万円台で販売する予定」と語った。

 なお、マンションの販売は来春から。竣工は07年12月。SCは、07年春開業予定。


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