三井ホーム(株)は30日、スチライト工業(株)と共同で「ファイヤーブロックォール工法」を開発、実用化したと発表した。
「ファイヤーブロックォール工法」は木造耐火構造として業界初の湿式外壁構造。2005年7月に国土交通大臣の耐火構造認定(1時間)を取得後、実用化されたもの。
その結果、これまでツ-バイフォ-工法による耐火構造の場合、乾式材料のみ外装仕上げが可能であったが、湿式材料も利用可能になったことで、さまざまな風合いやデザインを表現することができるとともに、従来に比べ工事費が低減できるとしている。
同商品は寒冷多雪地と沖縄をのぞく全国で販売を開始する。
なお、同社では2004年7月以降、2005年11月までに24棟の耐火建築を受注。防災を絡めたセミナー等も実施しており、今後も耐火建築の販売実績を伸ばしたいとしている。