パナホーム(株)は5日、浜松医科大学と共同で研究してきた、稚内珪藻土を利用した塗壁のアトピー性皮膚炎症状に与える影響について結果を発表した。
共同研究者の浜松医科大学医学部・瀧川雅浩教授を迎えて、研究結果について、プレスセミナーを開催。
研究では、2004年10月から2005年3月までの半年間に、稚内珪藻土の塗壁を施した病室に、2週間の教育入院したアトピー性皮膚炎患者6名を被験者として実施。指標となる4項目のデータを測定した。
その結果、指標とした、アトピー性皮膚炎の重症度「SCORADindex」、痒みの指標「VAS値」、皮疹の重症度「血清LDH値」、ストレスの指標「STAI」の4項目のうち、「STAI」を除く3項目で、稚内珪藻土の塗り壁を施した病室を利用した患者の数値は、いずれも明らかな改善がみられた。
同社での稚内珪藻土の利用は、1999年9月の発売の「サンネスト」での採用からはじまり、現在、すべての戸建住宅において引き続き採用している。
今後は、戸建住宅では、来春より、稚内珪藻土、塗壁も新規に追加品揃えしていくことを計画している。