住宅ベンチャーで建設コンサルタントの(株)ミラクルスリーコーポレーション(東京都品川区、社長:岸本逸男氏)は6日、「ミラクルイレブンシステム」(すでに商品化済み)を改めて発表。
同システムは、中高層集合住宅の増築・改修・建替えシステムであり、既存の中高層集合住宅を11階建てに蘇らせるもの。
既存の建物を重量鉄骨などの構造体で覆い、階数を増やしたうえで改修を進めていくというシステムで、その工程で改めて構造的な検証をする。不適合部分については耐震強度を満たすまで解体・撤去を行ない耐震強度の確保をしたうえで上層階を建築する。
減築という同一棟内の床面積を減らして改修する手法が用いられ、建物の総重量の軽減により耐震性能の向上に重点をおいて改修が行なわれる。
また、同社ではより多くの中高層集合住宅などの再生の可能性に今後も取り組み、新たな商品コンセプトを開発中とのこと。