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学校跡地の民間開発住宅発売へ/ポラスグループ

「パレットコートたけさと パサディナスタイル」モデルハウス外観
内部と外部のつながり空間「アウトドアリビング」

 ポラスグループ 中央グリーン開発(株)は9日、埼玉県春日部市立谷中小学校跡地を利用した、新築分譲住宅「パレットコートたけさと パサディナスタイル」(埼玉県越谷市、全52棟)の第1期発売に先駆け、現地見学会を開催した。

 東武伊勢崎線「武里」駅、「せんげん台」駅から徒歩圏に位置する「パレットコートたけさと パサディナスタイル」は、小学校跡地利用の競技で、同社が提案した事業が、最優秀プロジェクトとして評価され、春日部市と共同で実現されたもの。
 学校跡地の民間による住宅開発は全国的にも珍しい。

 安全なまちをめざし、夜間でも各住戸の門灯、ポーチ灯を点灯させ、防犯効果を高める「灯りのいえなみ協定」を採用。すでに導入されている「パレットコート七光台」(千葉県野田市)では、各戸で月400~500円と安価で、まちぐるみの防犯ができるとして好評を得ている。

 また、谷中小学校跡地約3分の1の敷地を利用してつくられる市の公園には、校門と桜の樹を残すなど、旧小学校の記憶を残している。
 環境共生もめざしており、緑被率20%を確保。各住戸には、雨水をガーデニングなどに利用できるタンクも設置されている。

 住宅は、14畳の部屋に壁を入れ、6畳と8畳に分けるなど、ライフスタイルに合わせて、間取りを2LDK~5LDKまで対応できる。間仕切りの工事費用は20万円程度。
 また、直接通報・自己選択型のホームセキュリティステム「エルコネット」が全戸に標準装備されている。
外観は、春日部市と友好都市協定を結ぶ、カリフォルニア州パサディナ市の街路・ハウジングデザインを採り入れており、「モントレースタイル」、「アメリカンスタイル」、「バンガロースタイル」、「カントリースタイル」の4つのスタイルから選ぶことができる。

 開発総面積は、全体で1万4,780.83平方メートル。公園を除く面積は1万745.79平方メートル。敷地面積は142.77平方メートル~182.63平方メートル。
 販売価格は、3,280万円~4,780万円。すでに学区内を中心に、多くの反響があるという。
完成は1期が2006年5月中旬、2期が6月の予定。

 同社では、高齢者にも配慮したまちづくりを行ない、地域の価値の向上をめざすとしている。


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