(株)不動産経済研究所は13日、首都圏・近畿圏における2005年11月度の「マンション市場動向」を発表した。
これによると、首都圏における新規発売戸数は7,939戸(前年同月比▲2.3%、前月比▲10.4%)と減少。1戸当たりの平均価格は4,213万円となり、前年同月比48万円の1.2%アップ。1平方メートル当たり単価は54.4万円で、同0.9万円(▲1.6%)のダウンとなった。
契約率は83.7%(前年同月比3.3ポイントアップ、前月比▲0.1ポイント)。11月末現在の翌月繰越販売在庫数は5,202戸(前月比17戸増)となった。
即日完売物件は、「番町パークハウス」1期(東京都千代田区、119戸、平均1億3,842万円、平均7.3倍、最高20倍)をはじめとする39物件、1,756戸。20階以上の超高層物件は、30物件2,420戸、契約率は92.2%であった。
なお、2005年12月の発売戸数は1万1,000戸前後となる見通し。
近畿圏における新規発売戸数は2,994戸(前年同月比▲10.4%、前月比▲27.0%)で、契約率は75.1%(同▲0.2ポイント、同▲0.1ポイント)。1戸当たり平均価格は3,275万円で前年同月比6.6%のアップ、1平方メートル当たり単価は44.1万円で同7.3%のアップとなった。10月末現在の継続販売在庫数は3,894戸(前月比▲10戸)。
即日完売物件は、「セントプレイス大阪」2期3次(大阪府大阪市、90戸、3,140万円、平均1.1倍、最高3倍)をはじめとする29物件、1,096戸。
なお、2005年12月の発売戸数は2,200戸程度となる見込み。