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2005年10月期は減収減益/ファースト住建

 ファースト住建(株)は、2005年10月期の決算短信(非連結)を発表した。

 04年11月1日から05年10月31日までの売上高は349億9,100万円(前期比▲0.6%)、営業利益は40億100万円(同▲12.6%)、経常利益は39億6,000万円(同▲11.0%)、当期純利益は23億4,900万円であった。

 昨年末から近畿圏でも都市部や条件の良い住宅地については土地価格が上昇に転じたものの、現時点において販売価格に転嫁することは難しかったため、利益率が低下したことを挙げ、3支店の出店および営業部門を従来の3課体制から10課体制に拡充したことで事業拡大に努めてきたものの、前期の経営成績を上回るまでには至らなかったとしている。

 次期は、事業中心地である兵庫県南部ならびに大阪府の深耕、および京都府、奈良県等の新たな地域における積極的事業展開を図ること、そして戸建分譲住宅の年間1,500棟超の体制確立を実現することで、売上高400億円(前期比14.3%増)、経常利益42億円(同6.0%増)、当期純利益24億5,000万円(同4.3%増)をめざすとしている。


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