(株)リサ・パートナーズは4日、投資銀行業務強化に向け、組織・グループの改編を行なうと発表した。
同社ではこれまで、金融・不動産を軸とした「投資銀行」として事業展開し、デューデリジェンスや債権管理回収等のサービス提供において実績を重ねるとともに、不動産や貸付債権を対象とした投資活動も大規模に展開。また、コーポレート関連ビジネスにおいて、地域金融機関との業務提携により企業再生の支援も手がけてきている。
そうした中、日本国内で不良債権処理が一段と進み、M&Aを活用した事業再編の動きも活発化していることから、同社グループにとって良好な事業機会が広がっていると判断、従来の部門を廃止し、投資銀行部、地域企業再生部、債権投資部など6部門を新設することとした。
また、アドバイザリー機能の専門化・高度化をめざし、デューデリジェンスやコンサルティング、M&Aアドバイザリーを専門に手がける子会社として、「(株)リファス」(東京都港区、代表取締役社長:井無田敦氏、資本金1億円)を設立。同子会社の事業第1弾として、旅館・ホテル・レジャー施設等の事業再生支援に特化した新会社「(株)グッド・リゾート」(東京都港区、代表取締役社長:栗原聡氏、資本金1,000万円)を設立した。
なお、グッド・リゾート設立にあたっては、(株)新生銀行(旧・日本長期信用銀行)において、ホテル・旅館等のM&Aや再生業務に実績を持つ栗原聡氏を社長に迎えたほか、(株)ニューオータニの元取締役で、ホテル運営に30年のキャリアを持つ佐々木成人氏を役員として招聘している。