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ネットからリアルへ/SBIモーゲージが六本木に第1号店舗開設

冒頭挨拶にたったSBIグループ代表・北尾吉孝氏
円山法昭社長は、リアル店舗展開に伴う住宅ローンのワンストップ戦略についての説明を行なった

 インターネットによる住宅ローン提供を行なうSBIモーゲージ(株)は、住宅ローンコンサルティング事業を展開するSBIモーゲージコンサルティングと共同で、住宅ローンをメインに、保険、証券など幅広い金融商品の提供、コンサルティングをユーザーに直接提供するための共同店舗を全国展開する。その第1号店舗となる「SBIモーゲージ六本木」が16日、港区六本木1丁目の泉ガーデンタワー4階にオープン。SBIグループ代表の北尾吉孝氏、SBIモーゲージ、SBIモーゲージコンサルティング代表取締役の円山法昭氏らによるオープニングセレモニーが行なわれた。

 セレモニーの冒頭で挨拶した北尾代表は「われわれは創業以来、顧客中心主義を貫き、住宅金融の革新的サービスとして、日本初のモーゲージバンカーをスタートさせた。さらにトリプルワン(ワンストップ、ワンテーブル、ワン・ツー・ワン)によるきめ細やかなサービスをインターネットとリアルの顧客に対して提供していく。今回の店舗は、まずSBIモーゲージとしてオープンさせるが、いずれは当社が取り扱うあらゆる金融商品を提供する“SBIマネーショップ”に変えていくつもりだ」と語った。

 また、円山社長は、リアル店舗展開に伴う住宅ローンのワンストップ戦略を説明。SBIモーゲージが商品・サービス開発、“モーゲージブローカー”であるSBIモーゲージコンサルティングがフェイスツーフェイスでユーザーと接し、さまざまな商品群からユーザーにベストマッチの商品をコンサルティングする「製販分離」体制を採っていくと語った。店舗は、年末年始を除き年中無休。顧客に万全の対応を行なうため、予約制での接客を行なう。

 店舗展開については、まず今回の六本木同様の、モーゲージバンカーとモーゲージブローカーの共同店舗を、「中核店」として全国主要都市にオープン。それと併行して、モーゲージブローカー専門の「サテライト店」を展開。マーケット動向を見ながら「直営、フランチャイズなどさまざまな多様なパターンを検討しながら、全国1,000店程度出店していく」(円山社長)としている。


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