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リノヴェックスマンション販売件数増も平均単価が減少/インテリックス「2006年5月期中間決算」

 (株)インテリックスは18日、「2006年5月期中間決算短信」(単体・連結)を発表した。

 当期(2005年6月1日~11月30日)単体業績の売上高は139億3,800万円(前年同期比1.0%増)、営業利益は4億8,900万円(同5.9%増)、経常利益は2億5,200万円(同7.2%増)、純利益は1億4,000万円(同17.0%増)。
 連結業績(対象2社)の売上高は140億300万円(同0.8%増)、営業利益は5億5,900万円(同▲3.0%)、経常利益は3億1,200万円(同▲9.0%)、純利益は1億7,700万円(同▲1.5%)であった。

 同社では当期、中古マンション再生流通事業である「リノヴェックスマンション」の商品力強化の一環として、住宅設備について、松下電工(株)へオリジナル商品の製造を委託。資材の規格統一化を推進することにより、施工の標準化・効率化を図るとともに、室内のカラーコーディネートによる快適な住まいづくり提案を可能とした。
 また新たな重点施策として、賃借人が入居している分譲物件を購入、賃貸借期間は賃料収入により利回りを確保し、退去後は「リノヴェックス内装工事」を経て物件販売を行なうという事業モデルを推進。ストックとフローの融合的ビジネスとして、今後も積極的に取り組んでいくとしている。
 セグメント別には、リノヴェックスマンション事業で販売件数が497件(前年同期比6.9%増)に増加したものの、販売平均単価が2,500万円(同▲8.4%)に減少したため、減収減益に。その他不動産事業においては、主に販売収入の増加により売上高12億2,000万円(同40.8%増)、営業利益8,900万円(同15.4%増)を計上した。

 なお通期業績は、売上高311億2,300万円、経常利益は9億400万円、純利益は4億2,000万円を見込んでいる。


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