不動産マーケティングを手がけるアトラクターズ・ラボ(株)は、首都圏約1,000駅を対象とした、賃貸マンションの「駅別賃料インデックス」の提供をスタートする。
同社では、保有する300万件以上の募集情報データベースから、2002年3月以降、取得円の各駅単位で25平方メートル、40平方メートル、55平方メートル、70平方メートル、85平方メートル、100平方メートルの6つの面積帯別データをサンプリング。不動産鑑定における批准法により、「新築・徒歩5分」に条件を補正した賃料相場を提供していく。
データは月次ベースで、賃料相場のほか、賃料の標準偏差、坪単価、礼金月数なども時系列で把握することが可能。
また、データ提供は、マーケット全体を概観できる首都圏一円、東京23区内などまとまった形と、個別案件調査のための1駅単位のレポートのいずれにも対応する予定となっている。料金は、1件(1駅)当たり1万円程度となる見込み。
ファンド・REITなどの不動産運用会社や、1棟卸しを行なうディベロッパーをターゲットに、売買時の収入安定性の調査、保有期間中のマーケットウォッチ、物件のポートフォリオ管理などへの利用を見込んでいる。