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木村建設施工物件で、別の建築士による構造計算書の偽装が発覚

 国土交通省住宅局は、木村建設施工物件のうち、廃業済みのサムシング(株)一級建築士事務所が構造計算を行なった賃貸共同住宅4件のうち3件に、構造計算書の偽装があったと考えられることが判明、福岡市から報告があったことを明らかにした。

 偽装の内容については、計算に連続性がなく、建物荷重を軽減して計算を行なうものであったことが判明。4件のうち残りの1件については、建築確認申請図書が保管されていなかったため、偽装の有無は確認できていない。

 福岡市が行なった調査を踏まえ、必要に応じ福岡県と国土交通省で、再聴取を実施、偽装の事実関係とサムシングの関与物件の把握を進めると共に、福岡県内の特定行政庁および民間確認検査機関が保管している確認申請書のうち、サムシング関与物件について偽装の有無、耐震強度などを調査する予定。


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