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「建設会社」から「製販会社」への転換で飛躍を/ヒーローマンションFCが全国大会

全国大会の会場
記念講演を行なった俳優の藤岡弘氏

 高気密、高断熱、ローコスト、環境配慮を売りにしたRC賃貸マンション「ヒーローマンション」をFC展開している(株)ヒーローライフカンパニー(代表取締役・日崎哲仁)は16日、「2006ヒーローマンションFC全国大会」を開催。参加した70店の加盟店関係者に、05年度の活動実績と06年度の活動方針等を発表した。

 同FCは、北海道帯広市を地盤とする日崎建設(株)が97年にスタート。05年4月にFC事業部を分社化し、(株)ヒーローライフカンパニーを設立した。中小ゼネコン、工務店を中心に全国100店以上の加盟店を持ち、9年間で累計1500棟、1万6000戸を建築。05年度の建築戸数は3200戸。本部売上げも、25億円に達する見込み。

 全国大会で挨拶した日崎代表は、今年のテーマを「チェンジ・ザ・ルール」と発表した上で「これから皆さんは、建築請負会社ではなく、マンションメーカー・製販会社としてオーナーや入居者に接して欲しい」と語った。従来、高性能・低価格の商品力を前面に出していたが、今後はこれに加え、各加盟店の営業力と、オーナー・入居者へのサービスを加えた顧客満足度の高い経営をめざすべき、と訴えた。
 これらの目標実現のために、個人に頼る営業から組織で売る営業への転換と営業マイスター制度などの人材育成強化、見込み客を確実に顧客化するためのブランディング・マーケティング戦略、「自ら経営者という自覚を持つ従来とは違った顧客層の取り込み」(日崎代表)に向けたIT営業の強化、オーナー・入居者サービス拡充のための賃貸管理業務への取り組みなどを加盟店と本部双方で確立していく。

 このほか全国大会では、現在、同FCのイメージキャラクターを務める俳優の藤岡弘氏が講演。「子供たちのヒーローだった私と同じ名前のマンションがあると知って、お世辞抜きで感動した」と加盟店にエールを送った。


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