松下電工（株）は、業界ではじめて屋外の太陽光下でも高い認証率が確保できる「顔認証技術」を開発。3月7日から10日にわたり開催される「SECURITY SHOW2006」（東京ビックサイト）で公開する。
顔認証システムは、新たなセキュリティシステムとして注目されていたが、従来のカメラでは周囲の光の当たり方や明るさにより、顔の見え方が大きく変わってしまうため、認識不能となってしまう問題があった。同社は、周囲の光の影響を受けない特殊なカメラを開発することで、これまで設置が難しかった屋外や太陽光が強く差し込む場所でも、高い認証精度を実現した。
同社は、この技術を応用したマンションのオートロックシステム、オフィスビル出入口への顔認証システムの商品化を実施。また、小型化を進めることで住宅向けテレビモニター付きインターフォンなどへの展開も順次行なっていく。