(株)リクルートコスモスは、中古マンションストックを再生し販売する「リノベーションマンション事業」を本格展開する。
同事業は、良質な中古マンションストックを活用し、1棟全体で補修・改良・設備新設工事を行なったうえで、アフターサービス保証などの付加価値を付け、「リノベーションマンション」として提供するというもの。
具体的な取組みとして、築11年の大手商社の社宅を取得、2006年4月の着工を予定している。コンクリート圧縮強度試験や給排水管の内視鏡検査などの建物事前診断を実施し、内外装、共用部の補修・改良工事や設備新設工事、長期修繕計画立案などを行なったうえで、リノベーションマンション「レシオン武蔵小杉」(川崎市中原区、総戸数161戸)として発売する。
同物件は、A棟(鉄筋コンクリート造、地下1階地上5階建て)、B棟(同、同)、C棟(同、地下1階地上4階建て)の3棟から成り、総戸数161戸という規模は、リノベーションマンションとしては過去最大級のプロジェクトとなる。
住戸プランは4LDK(95.48平方メートル)~5LDK(118.65平方メートル)。リノベーション工事の過程で、内装リフォームを自由に行なうことのできる「オーダーメイド」プランを採用している。