NTT都市開発(株)、ダイビル(株)、鹿島建設(株)の3社が開発を進めているJR秋葉原駅前の「秋葉原クロスフィールド」の一翼を担う「秋葉原UDX」が、3月9日に開業する。これにより「秋葉原UDX」と昨年3月にオープンした「秋葉原ダイビル」を合わせた秋葉原の新IT拠点『秋葉原クロスフィールド』がオープンする。
「秋葉原クロスフィールド」は、東京都が行なう秋葉原地区の開発にあたり「東京構想2000」、「秋葉原地区まちづくりガイドライン」によって、「電気街が持つ魅力や世界的知名度に支えられた集客力を活用し、IT 関連産業の世界的な拠点を形成していく」ことをめざしたもの。
人の交流、産業の交流、情報の交流をテーマに、各種交流が活発に行なわれるよう「秋葉原ダイビル」と「秋葉原UDX」2棟の低層部に、産学連携機能、情報ネットワーク機能、集客機能、そして中高層部にオフィス機能を集積し、秋葉原のIT 拠点の中心として新たなプラットホームを構築していく。
今回オープンする「秋葉原UDX」は、昨年3月にオープンした産学連携の中核施設「秋葉原ダイビル」と合わせ、秋葉原の新たなIT拠点『秋葉原クロスフィールド』の、文化情報の発信地として主に集客機能を担うとともに、都市計画駐車場、オフィスからなる複合施設。1~3階の商業施設「AKIBA_ICHI(アキバ・イチ)」ほか、1階には「ドコモテクニカルラボ秋葉原」、2階には最先端技術の展示会開催等を通じて技術や人材の交流を促すことが期待されるイベントスペース「AKIBA _SQUARE(アキバ・スクエア)」、4階にはデジタルコンテンツなどの活動支援拠点として「先端ナレッジフィールド」、日本のアニメーションの総合ポータル施設「東京アニメセンター」、新たな国際デザイン拠点「デザイン・ミュージアム秋葉原(仮称)」(今秋オープン予定)、6階に貸会議室「UDX カンファレンス」を備える。
5~22階までのオフィスエリアは、専用エントランスと直通エスカレーターを備え、低層階の商業エリアからは完全に分離されている。