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SUSとフィル・カンパニー、空中権活用による賃借事業のショールームをオープン

(上)アルミフレーム、(下)駐車場の上部にうまれたスペース

 建築企画・不動産開発を手がける(株)フィル・カンパニー(東京都千代田区、代表取締役社長:松村方生氏)と、アルミ製住宅などを手がけるSUS(エスユウエス)(株)(静岡市清水区、代表取締役社長:石田保夫氏)は14日、都市部において使用されていない「空中権」を活用した賃借事業「フィル・パーク」を開発。第1号物件(東京都中央区、2階建て)を東京ショールームとして3月22日にオープンする。

 「フィル・パーク」とは、狭小地などを利用した屋外駐車場の「空中権」に着目した事業。駐車スペースの上部に、アルミフレームを用いた、立体空間を構築し、事業用不動産として賃貸するというもの。用途としては、オフィスや実験店舗、サロン、スタジオなどを想定。多様なビジネス用スペースを提供していく。

 このほどオープンする第1号物件は、ショールームとして、さまざまな業態のニーズに合わせた店舗イメージを提案する。

 今後は、SUSが資材貸与を請負い、フィル・カンパニーが遊休地や既設駐車場を賃借し、2階建て店舗を建て、テナントを募集していく。初年度の売上高は4,500万円を見込んでおり、3年後には、都内で60拠点、売上高8億円をめざす。


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