（株）ウエストホールディングス（広島市、代表取締役社長：吉川隆氏）と、国立大学法人九州大学、（株）エス・エフエンジニアリング（広島市、代表取締役社長：勝野壽男氏）は、耐震補強の対応技術として、低コストで汎用性の高い工法をめざし、産・学共同で研究を行なうことを合意した。
三者は、既存構造の損傷程度に応じた補強工法と資材の対象として、材料コストが非常に安価な新素材と工法に着目し共同研究を行なう。
具体的には、建築構造体の構造要素を再生強化する繊維複合材料と工法を利用して、住宅の基礎補強等に関する各種の実験をもとに耐震補強効果を検証し、実用化に向け共同研究するもの。共同研究において、エス・エフエンジニアリングはその理論的解析を担当し、九州大学は実証実験とその検証を担当し、ウエストホールディングスは実用化と販路構築を担当する。
三者は互いのノウハウを共有し、産・学の強みを最大限に生かすことにより、耐震補強事業およびその産業領域に対して、新たな工法活用の促進を提案していくとしている。