日本リテールファンド投資法人は23日、不動産投資信託(REIT)のための不動産投資物件として、「東戸塚オーロラシティ」(横浜市戸塚区)の不動産信託受益権の取得を決定したと発表した。
JRFでは、同物件がJR横須賀線、湘南新宿ラインの2線が乗り入れる「東戸塚」駅前に立地しており、都心へのアクセスが良いことや、周辺地域のマンション開発により人口集積度が高いため、十分なマーケット力を有していることなどを評価している。商圏は3km圏で約26万人、5km圏で約78万人。また戸塚区の人口も2005年は103.4%(対2001年比)と上昇傾向にあり、今後も増加が見込まれている。
同物件は1999年9月に開業した、鉄骨・鉄骨鉄筋コンクリート造陸屋根地下2階付8階建て、地下1階付8階建て、地下3階付4階建て、の3棟からなる商業施設。合計の土地面積は約3万平方メートル、延床面積は約15万平方メートル。
メインテナント西武百貨店とダイエーで、駐車場部分を含み、20年間の普通借家契約を締結している。
取得先は、ニューリアルプロパティ(株)(東京都千代田区、代表:東信彦氏)で、取得価額は505億円。
取得資金については、同日、(株)三菱東京UFJ銀行など5行より、474億円借入し、資金に購入資金に充てると発表した。