スウェーデンハウス(株)は25日、4月29日より発売する、都市型3階建て住宅「hus passa(ヒュース・パッサ)」と、老後のスローライフを提案した新商品「悠の住処」を発表した。
「ヒュース・パッサ」は、都市部の狭小地において、同社がこれまで培ってきた気密・断熱性能、遮音性能、防犯性能等の技術を生かし、3階建て住宅を提案したもの。独自のPG(パネル・ゲート)構法を採用し、狭い敷地でも高い構造強度を保ったまま、ビルトインガレージなどの大開口が可能となっている。
価格は、坪当たり約82.2万円。3大都市圏で販売し、初年度100棟の受注を見込むとしている。
一方、「悠の住処」は、シルバー世代など円熟期を迎えた夫婦に向けてスローライフを提案した商品。バリアフリーとユニバーサルデザインの発想を基本に、将来、介護が必要になっても暮らし続けることができる設計を採用している。ライフスタイルの変化により、将来、各階にある収納部屋をエレベーターに改装することも可能。また、環境共生設計として、太陽光発電、風力発電、雨水利用等の自然エネルギーを利用している。
販売地域は沖縄を除く全国、フリープラン自由設計で、価格は坪当たり約80万円。
また、シルバー世代向けの実例集として、副収入を考えたショップを併設した「収入を生み出す家」や、趣味や芸術などを楽しめる「末永く人生を楽しむ家」などを提案する「MAKE YOUR DREAM LIFE」(夢と同居する家)も29日に発売する。
記者会見で同社代表取締役社長・羽山定克氏は、今後の事業方針について「これまで同様に、注文住宅を重点的に展開していく。今後は中高級の分譲住宅やまちづくりも本格的に展開していきたい。また、貸家市場への進出と都心部を中心とした3階建て住宅の需要掘り起こし等、販売経路を拡大していく」などと述べた。