三菱地所(株)は11日、「2006年3月期決算(単体・連結)」を明らかにした。
単体の売上高は4,655億5,700万(前年同期比5.4%増)、営業利益は946億1,100万円(同22.8%増)、経常利益は794億9,400万円(同35.3%増)、純利益403億700万円(同73.9%増)。
連結では売上高8,442億1,700万円(同8.9%増)、営業利益1,376億1,400万円(同16.4%増)、経常利益1,212億3,600万円(同29.4%増)、純利益558億2,500万円(同54.0%増)となった。
当期はビル事業において04年9月にオープンした「丸の内オアゾ(OAZO)」の同社単独保有ビル「丸の内北口ビル」や、05年10月竣工した「東京ビル」などが収益に寄与、リニューアル工事による空室を除く実質空室率が改善、賃貸収益が増収となった。
また、住宅事業においてはマンション販売戸数が2,870戸と前年の3,451戸に比べて減少したが、藤和コミュニティ(株)の連結により住宅管理業務受託件数が大幅増となり増収を果たした。
会見で代表取締役副社長の飯塚延幸氏は「今後さらに丸の内の開発を進め、企業力をこれまで以上に高めていきたい」と語った。
次期単体売上高は4,950億円、経常利益990億円、純利益490億円、連結売上高8,750億円、経常利益1,340億円、純利益620億円となる見込み。