(株)リサ・パートナーズは12日、2006年12月期第1四半期決算(2006年1月1日~2006年3月31日)を発表した。
連結売上高は22億2,900万円(前期比101.9%増)、営業利益8億2,400万円(同96.2%増)、経常利益7億3,100万円(同98.6%増)、当期純利益は4億3,100万円(同89.0%増)となった。
セグメント別では、「プリンシパル投資事業」は、5億円前後の不動産を中心に投資を実施。現況では有効利用に制約のある物件や老朽化した物件等、市場性に乏しい不動産を取得し、デザインを変更等で付加価値をつけることにより物件の再生を図る事業「R-プロジェクト」が、各方面から高い評価を受けている。また、同社の強みとする再生に関する投資機会も広がりを見せており、順調に投資残高は拡大している。
「ファンド事業」では、不動産ファンドおよび企業再生ファンドの組成、運営、投資、バリューアップ等を行なっている。2006年3月には千葉県、沖縄県において中小企業基盤整備機構が出資する官民一体ファンドが合計4件、総額110億円に達した。不動産ファンド、再生ファンドともに投資残高が順調に拡大したことで、アセットマネジメントフィーが安定的な収益基盤となり、売上高、営業利益ともに堅調に推移した。
「インベストメントバンキング事業」は、2006年1月に設立した(株)リファスおよび(株)グッド・リゾートが順調に立ち上がるとともに、ソリューション事業が定着し、収益に大きく貢献したことで、大幅な増収増益を達成した。
なお、通期の連結業績は、売上高152億400万円、経常利益35億6,700万円、純利益20億6,900万円を見込んでいる。