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大京分譲のマンション、札幌市内で強度不足物件が1棟判明

 (株)大京は12日、札幌市内で分譲済みのマンション1棟について、建築基準法に定める強度を満たしていないとの通知を札幌市から受けたことを発表した。

 当該物件は、浅沼良一2級建築士が構造計算を行ない、同社が札幌市内で分譲したマンション。民間の確認検査機関にて建築確認を行なったものの、許容応力度計算で1.0を下回ると、札幌市より同社宛に通知があったもの。浅沼良一2級建築士が構造計算を行ない、同社が札幌市内で分譲したマンションは全部で3棟あり、残る2棟については、耐震強度に問題がないことが確認されている。
 同社が浅沼良一2級建築士に設計業務を発注した事実はなく、元請設計事務所の下請けの形で設計を担当したのが同氏であり、こうした事態となったことについて甚だ遺憾であるとコメントしている。

 同社では、今後札幌市・当該物件管理組合と協議の上、誠実な対応に努めていくとしている。


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