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12期連続の増益に/森トラストHD・2006年3月期業績

 (株)森トラスト・ホールディングスは29日、2006年3月期の連結業績を発表した。

 売上高は、1,478億6,600万円(前期比18.4%増)、営業利益393億5,800万円(同24.0%増)、経常利益415億4,400万円(同34.3%増)、当期純利益183億3,200万円(同13.0%増)の増収増益となり、12期連続で増益を確保した。売上高の増加による利益増に加え、投資利益の増加やベンチャー投資の利益といった投資事業の利益寄与により大幅な利益増となっている。

 部門別に見ると、賃貸関連収益は、「東京汐留ビルディング」の通期稼動や都心オフィス市況の改善による空室率低下で610億円(同5.6%増)となった。不動産販売収益は森トラストほか関連会社の保有資産売却収益に加え、今期から連結計上されることになったアーバンライフのマンション分譲収益が寄与し、432億円(同102.6%増)と倍増した。

 07年3月期は、堅調なオフィス市況を背景に既存物件の増収が見込めるとし、主力の賃貸関係売上げを620億円と予想。連結売上高1,600億円、営業利益430億円、経常利益430億円、純利益220億円を見込んでいる。


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