不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

分譲マンション売上戸数増加、過去最高益に/穴吹工務店06年3月期決算

 (株)穴吹工務店は1日、2006年3月期決算(05年4月1日~06年3月31日)説明会を開催した。

 当期単体業績の売上高は1,553億4,000万円(前期比26.3%増)、営業利益は102億9,900万円(同40.9%増)、経常利益は79億6,000万円(同58.7%増)、純利益は11億9,600万円(同478.7%増)であった。
 連結業績(対象20社)は売上高1,962億2,000万円(前期比32.9%増)、営業利益115億9,400万円(同45.6%増)、経常利益94億4,500万円(同65.5%増)、純利益15億3,400万円(同388.6%増)。

 今期単体業績は、分譲マンション売上計上戸数の増加、請負事業における民間大型受注物件の部分完成工事を売上計上したため、過去最高の売上高を計上。一方、原価管理の徹底、販売費の圧縮による収益力の強化の結果、営業利益、経常利益共に過去最高を更新した。
 連結業績については、全体の8割を占める同社単体の売上高が増加したほか、当期より連結決算対象社として古久根建設(株)、(株)ハートレイが加わったこと、また既存グループ会社も好調な業績をあげたことなどから、増収増益、業績は過去最高となった。

 同社代表取締役社長・穴吹英隆氏は会見で、「これからも地方を中心に分譲マンションを展開していく予定。また従来取り組んでいなかった大型マンションも地域によっては取り組んでいきたい」と述べた。

 なお次期については、青森と奈良にも事業エリアを拡大、人員増加による社内体制強化も行なうことで単体売上高は1,450億円、営業利益85億円、経常利益52億円、純利益20億円、連結売上高では1,966億円、営業利益99億円、経常利益65億円、純利益24億円を見込んでいる。


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら