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三菱商事ビル、古河ビル、丸の内八重洲ビルの建替計画・プロジェクト概要発表/三菱地所

「三菱商事ビル・古河ビル・丸ノ内八重洲ビル建替計画」配置図

 三菱地所(株)は1日、丸の内再構築の第2ステージの第1弾プロジェクトとして検討を進めていた「三菱商事ビル・古河ビル・丸の内八重洲ビル建替計画」のプロジェクトの概要を発表した。

 同プロジェクトは、「三菱商事ビル」「古河ビル」「丸の内八重洲ビル」の敷地である面積約1万1,900平方メートル全体で行なわれる一体開発。地上35階地下4階塔屋1階・高さ157mの高層ビルと、地上3階地下1階・高さ約24mの三菱一号館とで構成、延床面積20万5,000平方メートル(事務所15万8,000平方メートル、店舗1万7,900平方メートル、美術館6,000平方メートル)となる予定。

 丸の内最初のオフィスビルである「三菱1号館」を当時の設計図、実測図、保存部材等を用いて可能な限り忠実に復元(構造は煉瓦造)、美術館として活用するほか、丸の内エリアの賑わいと回遊性を創出すべく緑豊かな広場を整備、オープンカフェやアートに囲まれた憩いの空間を創出する。また、広場を緑化・保水性舗装などを行なうことで、ヒートアイランド現象の緩和を図る。

 なお、同プロジェクトでは特例容積率適用地区制度を利用し、JR「東京」駅の丸の内駅舎の未利用容積を活用する。また、文化交流拠点の構築や都市基盤の整備を図るため、都市再生特別地区の都市計画提案も行なった。


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