不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

卸販売中止、株式販売などが影響して減収減益/サーラ住宅06年10月期中間期業績

 東海地方を中心に展開しているサーラ住宅(株)は15日、「2006年10月期中間決算短信(連結)」を発表した。

 当中間期の売上高は169億3,900万円(前年同期比▲19.9%)、営業利益3億7,400万円(同▲27.2%)、経常利益3億7,700万円(同▲24.4%)、中間利益は2億4,600万円(同15.5%増)であった。

 セグメント別には、住宅事業においては、2005年11月にSBS天竜川ハウジングセンター内に2棟目の展示場をオープン、同年同月に豊川営業所を移転するなど、営業基盤の再構築に注力し、各種体験会などのイベントを積極的に実施、受注活動を推進した。また、団塊ジュニア層のニーズに合致した商品展開を中心にした建売分譲住宅の販売活動、分譲土地については開発物件に積極的に取り組んだ結果、同事業は増収増益となり、売上高は103億7,100万円(同0.8%増)、営業利益は1億9,600万円(同▲36.1%)となった。

 一方、住宅部資材加工・販売事業は、同社以外への販売強化などに積極的に取り組んだ結果、全体としての売上高総利益率は改善したものの、卸販売を中止したため売上高、営業利益ともに前年同期を大きく下回り、売上高は76億1,800万円(▲同34.9%)、営業利益は1億1,000万円(▲40.8%)となった。

 また、2005年4月に連結子会社である中部ホームサービス(株)が所有するラックペーパー(株)の全株式を売却しているため、「その他事業」は実施していない(年月期、同事業は売上高1億1,000万円、営業利益は1,000万円)。

 なお、通期業績については、売上高362億2,000万円、経常利益10億3,700万円、当期純利益5億4,600万円を見込んでいる。


最新刊のお知らせ

2024年6月号

「特定空家」にしないため… ご購読はこちら