（財）東日本不動産流通機構（東日本レインズ）は20日、「第60回理事会」を東京・新宿の京王プラザホテルにて開催。理事会後、記者発表を行なった。
今回の理事会では、「情報交換事業利用実績」「NTTコミュニケーションズ（株）からの受託業務に関する下半期および年度実績の報告」「中部圏不動産流通機構とのレインズシステム共同利用の開始について」報告がなされたほか、「平成17年度監査報告」が行なわれた。
また、審議事項として「平成17年度の事業報告及び収支予算に関する件」「事務局職員採用に関する件」などがあげられ、満場一致で可決した。
事業報告では、4レインズシステム統合へ向けて他機構や不動産4団体との連携を取り、18年2月には「レインズシステム検討委員会」および「レインズシステム検討ワーキング」が設置され、同機構からも委員2名およびワーキングメンバー2名を派遣し活動を開始したことなどが報告された。
また、昨年度11月に報告された国土交通省委託による「不動産取引情報の提供のあり方に関する検討業務報告書」に基づき、不動産流通市場の動向や不動産取引情報を公開するシステム開発を行ない、今秋には同機構のホームページ「レインズタワー」においてテスト稼動させる予定であることが明らかになった。