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10ヵ月の変則決算も前期比で増収に/東建コーポ「2006年4月期決算」

 東建コーポレーション(株)は20日、「2006年4月期決算短信(連結)」を発表した。

 当期(05年7月1日~06年4月30日)は、期間が10ヵ月の変則決算となったものの、売上高1,093億6,700万円(05年6月期1,044億5,900万円)、営業利益61億7,700万円(同71億7,100万円)、経常利益71億9,900万円(同74億7,400万円)、当期純利益40億3,800万円(同39億7,200万円)と、増収を実現した。

 同社グループでは当期より「コアビジネスの拡大と新規事業の基盤づくり」をスローガンに掲げた新たな中期経営計画を策定し、2008年4月期に連結売上高2,000億円、連結経常利益150億円の達成を目標に営業活動を展開している。具体的には受注促進策として積極的な事業所出店(新設19拠点、移設9拠点)を実施。併せて営業部員の増員による営業力の強化を図った。
 また、RC造賃貸マンション「ネオステージEX」や、高耐震軽重量鉄骨アパート「シェルルTPII」に新たに開発した「制震フレーム」を付加するなど、引き続き高耐震・強構造アパートの研究・開発に注力。積極的なIT活用により、業務の効率化および品質の向上などにも取り組んだ結果、当期における建設事業は、受注高1,069億1,100万円(05年6月期1,087億1,800万円)となり、売上高986億100万円(同935億3,700万円)、営業利益90億700万円(同113億4,100万円)となった。
 
 その他、仲介・管理事業では、売上高87億4,100万円(同89億2,400万円)、営業利益12億9,400万円(同13億1,500万円)。リゾート事業では売上高14億9,500万円(同14億1,100万円)、営業利益▲3億1,000万円(同▲8億1,100万円)。その他事業では売上高5億2,900万円(同5億6,900万円)、営業利益1億4,800万円(同1億1,100万円)となった。

 なお、次期連結業績予想は、売上高1,609億2,000万円、経常利益109億2,900万円、当期純利益62億200万円を見込んでいる。


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