商業施設専門の不動産投資信託(REIT)である日本リテールファンド投資法人(JRF)は22日、大宮サティ(さいたま市北区)の信託受益権を23日付で取得することを決定したと発表した。
同物件は、2000年10月開業のシネマコンプレックスを併設した複合商業施設。本棟は地上5階建てで、1階~3階は(株)マイカルのサティを核テナントとし、そのなかには、ワーナーマイカルシネマズが入居する。また、地上6階建ての立体駐車場が並立しており、施設全体で約1,800台を収容することができる。
同物件は、さいたま市北区に所在し、大宮中心部から3km弱北西側に立地。JR川越線「日進」駅からおよそ1km、埼玉新都市交通伊奈線・ニューシャトル「大成」駅からは800m程度の場所にある。いずれの駅も大宮駅から一駅の距離に位置している。
また同施設は、自動車時間商圏では10分で約6万人、20分で約29万人、3km圏では約21万人、5km圏では約49万人と恵まれた商圏に位置している。
取得価額は61億3,300万円。取得先は、大宮リテール・ファンディング(有)(東京都中央区、代表者:河合 秀二氏)。
マイカルとのマスターリース契約による賃貸借の概要は、年間賃料3億8,500万8,000円+変動賃料、総賃貸借面積は7万5,344.90平方メートル、契約期間は12年間(残存約9年間、原則として中途解約不可)、敷金4億4,084万8,654円。