不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は27日、首都圏における2006年5月の賃貸物件市場動向を発表した。
同社への賃貸物件登録数は、居住用で5万4,862件を記録。前年同月比3.9%増と、再びプラスに転じた。他方、事業用は5,183件(同▲9.1%)と、28ヵ月連続のマイナスとなった。
1平方メートル当たり登録賃料の首都圏平均は、マンションが2,590円(前月比▲1.9%、前年同月比0.4%増)、アパートが2,010円(同▲0.5%、同▲1.0%)。
1戸当たり登録賃料は、マンションが10.49万円(同▲0.9%、同▲0.5%)、アパートが6.32万円(同0.5%増、同▲1.4%)となった。
居住用賃貸物件成約数は9,852件(前年同月比1.2%増)で5ヵ月ぶりに増加に転じた。東京都下(▲7.0%)、埼玉県(同▲7.3%)でマイナスとなったものの、東京23区(同0.7%増)、神奈川県(同5.3%増)、千葉県(同10.9%増)で上昇となり、全体の件数においてもプラスとなった。
新築物件が好調であり、アパート・マンションともに全面積帯で成約数が増加した。また、神奈川県はマンション、千葉県はアパートが市場を牽引。マンションの平均面積は、5ヵ月連続して前年同月比ベースで拡大した。
1平方メートル当たり成約賃料の首都圏平均は、マンションが2,650円(前年同月比1.1%増)、アパートが2,070円(同0.5%増)と前月に続いてともに上昇した。
1戸当たり成約賃料では、マンションは10.09万円で前年同月比1.2%上昇となったが、アパートは6.45万円で同▲1.5%であった。