(株)長谷工コーポレーションは28日、1988年1月に開設したマンションのプレゼンテーションスペース「LIPS(Living Image Presentation Space)」(東京都港区)をリニューアルオープンしたと発表した。
LIPSは、マンションの詳細部を設計する際に、事業主、設計・販売などの担当者が集まり、実際に実物見本に触れることで、カタログだけでは判断できない商品や部材の選定をスピーディかつ確実に行なうための施設。
多種多様の商品が展示されており、金額や寸法なども表示されているため、デザインや機能面での比較・検討を容易に行なうことができる。
今回のリニューアルでは、防災コーナー、同社が開発した新技術を紹介する技術開発コーナーを新設したほか、商品や部材の多様化に対応した展示レイアウト・展示方法への変更、プレゼンテーションルームの増設などを実施。
新設した防災コーナーでは、安全・安心に関する顧客ニーズの高まりに対応し、非常用飲料水生成システム「WELL UP」、ベンチ兼用炊き出しかまど、防災トイレといった防災設備、免震装置(実物)など最新技術や新商品を取り揃えた。
また、同じく新設した技術開発コーナーでは、「ニュー・エコ・ポーザー530」シリーズ、排水管更新・更正技術「HAM-J工法」、杭頭半固定工法「キャプテンパイル工法」などを紹介する。
同社では、マンション事業主に対する企画設計・仕様設定などの具体的提案、および新技術・新商品の情報発信の役割を担う拠点として、同スペースを有効に活用していくとしている。