(株)長谷工アーベストは20日、2006年6月下旬に実施した「顧客マインド調査」結果を発表した。
「顧客マインド調査」は、同社が四半期ごとに実施しているインターネットアンケート。首都圏在住のモニターのうち、最近1年以内に住宅を購入した192名と、購入検討中の2,327名、合計2,519名が回答した。
今回は、住宅購入の「買い時感」などについて調査した。購入済みのモニターに「金利・地価の上昇傾向を鑑みて、なるべく早く購入したいと感じたか」と聞いたところ、81%が「購入を急いだ」と回答した。
また、2006年度の月収・年俸の変化を聞いたところ、「月収・年俸が増加した」という回答は、購入を急いだモニターの方が6ポイント高くなっており(購入を急いだモニター40%、購入を検討中のモニター34%)、経済的にやや余裕が出てきたことも買い急ぐ下地になっていると分析している。
さらに金利動向・地価動向・買い時感について質問したところ、購入を急いだモニターはいずれも先高感が高いことが分かった。特に買い時感については、購入を急いだモニター(69%)と、検討中モニター(49%)とでは20ポイントの差が開いた。
「購入を急いだ」回答者からは「本当に今しか無いと思う」「金利・価格ともに上昇するので、今のうちに購入しておいた方が良いと思う」といった声も聞かれた。同社は、金利・地価の先高感から、今後も購入を早める動きが見込まれると分析している。