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耐震改修促進計画、07年度中に全都道府県で策定見込み/国交省

 国土交通省は31日、地方公共団体における、建築物の耐震改修の促進に関する法律第5条に基づく耐震改修促進計画の策定予定、および耐震改修等に関する補助制度の整備状況について、7月1日現在の状況をとりまとめた。

 これによると、耐震改修促進計画を2006年12月までに策定する地方公共団体は47都道府県のうち22(46.8%)で、2007年3月までに累計46(97.6%)、2007年度中に全47都道府県で同計画が策定される予定。しかし市区町村レベルでは、2007年度中に累計395(21.4%)、08年度以降に同420(同22.8%)の策定が予定されるにとどまっている。

 また、耐震診断・改修に対する補助制度については、戸建住宅では938の市区町村(50.9%)で耐震診断、448の市区町村(24.3%)で耐震改修が行なわれていることが分かった。一方、マンションは耐震診断が174(9.4%)、耐震改修が69(3.7%)、非住宅建築物は耐震診断が120(6.5%)、耐震改修が25(1.4%)であった。

 なお、これらの結果を受け、国土交通省では同日付で、地方公共団体に耐震改修促進計画の早期策定を求めるとともに、補助制度の整備を依頼した。


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