パナホーム(株)は7月31日、パナホームグループ環境・社会報告書「エコライフレポート2006」を発行した。
同報告書は、近年、企業の社会的責任(CSR:Corporates Social Responsibility)への関心が高まっていることから、これまでの「環境報告書」から「環境・社会報告書」に変更し、グループの事業活動を経済・環境・社会性の側面から、わかりやすく紹介している。
また、2005年と同様、同社のホームページで詳細な情報を参照できる項目については“Webマーク”を記載。紙面とサイトの両面から理解を促す構成となっている。発行部数は5,000部。体裁はA4判カラー30ページ。
同社は、エネルギー消費が少なく地震などの自然災害に対しても安心して暮らせる頑強で超寿命な「エコライフ住宅」を、住まいづくりにおける基本コンセプトとして提唱。「エコライフ住宅」のテーマとして“安全・安心”“健康・快適”“創エネ・省エネ”を掲げている。
成果としては、特に工場部門においては2005年度、「CO2排出量生産高原単位を2000年度比5%以上削減」を目標に掲げ、22%減と目標を上回って達成することができた。また、廃棄物発生量および化学物質排出・移動量についても、目標を達成した。
他方、「地球環境との共存」と「ユニバーサルデザインの創造」をテーマにした住まい“Eco&UdHOUSE(イーユーハウス)”が東京・有明のパナソニックセンター東京に完成。同建物は2010年の暮らしを想定し、1990年と比べて「生活の質」は2倍に、「環境への影響」は0.4倍にという「ファクター5」の考え方で設計されていることなどを報告している。