国土交通省は31日、平成18年6月分の全建築物の着工床面積と新設住宅着工戸数を発表した。
これによると、平成18年6月の建築物の着工床面積は1,703万平方メートル(対前年同月比▲2.4%)で4ヵ月ぶりのマイナスとなった。
建築主別では、公共の建築主が74万平方メートル(同▲24.4%)で先月のプラスから再びマイナスとなった。民間の建築主は1,629万平方メートル(同▲1.1%)で5ヵ月ぶりのマイナスとなった。
民間建築主の建築物のうち、居住用は1,041万平方メートル(同▲4.4%)で3ヵ月連続のプラス、非居住用は588万平方メートル(同▲9.6%)で4ヵ月ぶりのマイナスとなった。
用途別では、金融、保険業用(6万平方メートル、同77.6%増)をはじめ、鉱業、建設業用(14万平方メートル、同27.0%増)、製造業用(157万平方メートル、同7.1%増)、飲食店、宿泊業用(32万平方メートル、同8.2%増)がプラスとなった。一方、不動産業用(17万平方メートル、同▲27.6%)などはマイナスとなった。
使途別には、事務所(57万平方メートル、同▲8.2%)が2ヶ月連続のマイナスとなり、店舗(88万平方メートル、同▲36.6%)も2ヵ月連続でマイナス。工場(146万平方メートル、同▲2.0%)で2ヵ月連続のプラス、倉庫(89万平方メートル、同▲21.6%)で9ヵ月ぶりのマイナスとなった。
新設住宅着工戸数は11万4,331戸(対前年同月比4.7%増)で5ヵ月連続のプラスとなった。
利用関係別では、公庫融資による持家が714戸(同▲30.4%)で77ヵ月連続のマイナス、民間資金による持家が3万953戸(同3.1%増)で3ヵ月連続のプラスとなった。
貸家は4万7,238戸(同5.2%増)で15ヵ月連続のプラスとなった。このうち、公的資金による貸家は3,613戸(同▲50.2%)で先月のプラスから再びマイナス、民間資金による貸家は4万3,625戸(同15.9%増)で24ヵ月連続のプラスとなった。
分譲住宅は、一戸建住宅(1万2,332戸、同▲0.1%)で4ヵ月連続のマイナスとなったものの、マンション(1万9,565戸、同9.4%増)で3ヵ月連続のプラスとなり、全体では3万2,012戸(同5.4%増)、3ヵ月連続のプラスとなった。