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サンフロンティア、07年3月期第1四半期決算/リプランニング事業が大幅な増収増益

 サンフロンティア不動産(株)は2日、2007年3月期第1四半期決算説明会を開催した。

 当期(2006年4月1日~6月30日)の連結業績は、売上高51億1,600万円、営業利益7億2,700万円、経常利益6億1,700万円、四半期(当期)純利益1億9,000万円となった。

 セグメント別では、不動産再生事業が、リプランニング物件の大型化、高級化が進む中で、取得価額20億円以上の中型物件の売却を実現、大幅な増収増益となった。
 賃貸ビル事業では、従来のリプランニング物件に加え、インベストメント物件でも大幅なバリューアップを図った結果、業績伸長に貢献した。
また、営業利益面において、前期行なった不動産M&Aの連結調整勘定償却額2億3,600万円の負担があったが、第2四半期以降の当該物件の売却とともに回収される見込み。
 不動産サービス事業では、売買仲介事業で、市場の追い風とともに、新規の顧客からの紹介も増え、増収増益となった。
 賃貸仲介事業では、都心部の事業用ビルの空室率低下の要因から物件が不足気味となったが、大型物件を確実に成約し、増収増益となった。

 会見で代表取締役社長の堀口智顕氏は「中古事業用ビルの再生を通して空室率を改善し、収益還元法による市場価値を高めるビジネスモデルは、大型化、高級化した物件に対しても、成果を生み出すことができる。それは、都心部を中心に賃貸仲介営業、プロパティマネジメント部門を手がけ、市場の体温を身近に感じ、リノベーション企画を行なえるため。今後も中小型ビルはもちろんのこと、大型ビルの取扱も増加していく」などと話した。

 なお、通期(2006年4月1日~2007年3月31日)の連結業績予想は、売上高338億7,100万円、経常利益56億1,600万円、当期純利益34億2,100万円を見込んでいる。


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