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彩都で「エコ住宅」を開発・実証/関電・地所ホームなど4社

実証住宅外観イメージ

 関西電力(株)、三菱電機(株)、阪急電鉄(株)、三菱地所ホーム(株)の4社は、エネルギー性と快適性を両立させる「エコ住宅」の技術開発を共同で実施。このほど国際文化公園都市「彩都」(大阪府茨木市)において、実証住宅(2棟)の建設に着手した。

 同事業は、国土交通省が進める「住宅・建築関連先導技術開発助成事業」において、「木造軸組工法における省エネルギー及び快適性能の向上に関する技術開発」として採択されたもの。
 木造軸組工法に通風・換気、日射遮蔽・取得、断熱・気密などの各種住宅工法や全館空調、オール電化などの設備機器を統合的に導入することにより、省エネルギー性と快適性を両立させた住宅の実現をめざす。

 4社はコンソーシアムを構成し、三菱電機が空調設備システムの開発・設計および実証住宅の効果測定、阪急電鉄が環境対応型住宅の企画、三菱地所ホームが住宅工法開発を実施、関西電力がオール電化に関する技術支援・普及促進活動を行なう。

 実証住宅は、延床面積128.07平方メートル、同137.10平方メートルの2棟で、今秋竣工予定。竣工後は、入居者の協力を得ながら効果測定を行なうとともに、設計・施工手法の検証を実施したうえでマニュアル化を図り、地域工務店を通じ全国へ技術を普及していくとしている。


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