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壁面・屋上緑化の戸建住宅「グリーンプラス」新発売/旭化成ホームズ

「へーベルハウスGreen+(グリーンプラス)」外観(浦和・元町街かど展示場)
同社マーケティング総部 商品企画課長・村松 浩氏

 旭化成ホームズ(株)は9月1日より、緑や自然を生かした都市型戸建住宅「へーベルハウスGreen+(グリーンプラス)」を発売する。

 グリーンプラスは、敷地内の空地や建物表面に、多くの緑をまとうことを提案した商品。
 既存の「屋上緑化システム」に加え、「壁面緑化システム」「鋼製プランター(中木プランター、菜園プランター」などを新たに開発、都市の限られた敷地でも、緑と触れ合える生活を提案している。

 屋上緑化システムでは、自然土に比べ、重さ2分の1~3分の1の人工土壌を採用。高さ2m程度の中木や種苗緑化も可能で、地上に近い感覚の庭園づくりを楽しむことができる。
 ステンレス製の「中木プランター」は、屋上緑化システムでは対応できない高さ3m程度の樹木を植えることが可能。風圧を構造躯体に伝え、建物全体で支える設計となっている。
 また、「菜園プランター」では、野菜やハーブなどの栽培ができる。

 一方、壁面緑化システムは、鉄骨梁と基礎に、上下1組の横材間にワイヤーを張り、蔓性の植物を這わせる。「ネット付花台」も、プランターを置く花台と、窓の外側に設置するネット状の枠を組み合わせた緑化システム。それぞれ風を通しつつ、外からの視線や日射を程よく遮ることができる。
 その他にも、建物周囲のわずかな空地に「隙庭」として緑化を施し、“室内から見る緑”として楽しむことを提案している。

 同社マーケティング総部 商品企画課長・村松 浩氏は会見で「敷地が狭くても、建物自体に“緑をまとう”ことで、効率の良い緑化を実現できた。植物を通じて、家族や近隣とのコミュニケーションの促進も期待できる。豊かなまち並みづくりにもなり、環境負荷も低減できる」などと話した。

 本体価格は3.3平方メートル当たり70万円(消費税込み)。なお、緑化は、ハイパーフレーム構造のへーベルハウス全商品に対応可能となっており、一式設置する場合は、坪当たり約5万円プラスとなる。
 販売地域は、関東、東海、関西、山陽、九州北部。初年度販売目標は1,000棟を予定している。


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