ミサワホーム(株)は7日、「小規模多機能型居宅介護ホーム」の提供を開始すると発表した。
「小規模多機能型居宅介護」とは、2006年4月に改正された介護保険法に基づきスタートした新しい介護サービスで、地域特性に応じた多様で柔軟なサービスを提供するために、要介護者を市区町村単位で支援する「地域密着型サービス」のひとつ。住み慣れた地域での生活や在宅での生活継続を支援することを目的とし、「通い」を中心に、随時「泊まり」や「訪問」を組み合わせてサービスを提供するもの。
同社では、開設から13年を迎える「マザアス南柏」を核に、各所のグループホーム「マザアスホームだんらん」、および高齢者複合施設「ケアホーム五反田」などを運営しており、これらの実績や培ってきたノウハウを活用し、福祉建築に興味のある介護事業者、医療法人、土地オーナー向けに「小規模多機能型居宅介護ホーム」を提案していく。
同施設は、居住施設など他の施設との併設が認められているため、地域社会のニーズに合わせた複合サービスが実現でき、敷地に応じた施設建設が可能。具体的には、小規模特定施設、グループホーム、小規模介護老人福祉施設、有床診療所などとの組み合わせはもちろんのこと、今後ニーズ拡大が予想される高齢者向け賃貸住宅との併設も可能となる。
通所定員は15名、宿泊定員は5名(アクティブコーナー間仕切りにより7名が可能)。価格は、坪あたり52.5万円から。
このほど第1弾が札幌で契約完了、まもなく着工を予定している。