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8月の中古M価格、三大都市圏そろって上昇/東京カンテイ

 (株)東京カンテイは20日、2006年8月度の「三大都市圏・主要都市別/中古マンション70平方メートル価格月別推移」を発表した。

 同調査のデータは、同社に登録された中古マンション(ファミリータイプのみ)の売り希望価格を各行政区単位ごとに集計・算出し、その平均坪単価を一般的なファミリータイプ価格に即するよう70平方メートル換算したもの。

 これによると、8月の首都圏全体の中古マンション価格は2,480万円(前年同月比1.7%増、前月比1.1%増)。首都圏の中古価格は依然上昇傾向であることが明らかになった。都県別にみると、千葉県を除く3都県で前月比上昇を示し、上昇幅は1%前後と大きくないが、都県別の動きはおおむね上昇基調にあると考えられる。

 また、近畿圏全体は1,689万円(前年同月比4.8%増、前月比0.2%増)となり、5月以降4ヵ月連続で上昇している。府県別では、大阪府1,764万円(同5.7%増、同▲1.5%)、兵庫県1,637万円(同2.4%増、同1.4%増)と変動したが、価格の上昇傾向に変更はない。
 中部圏は1,376万円(同3.6%増、同0.4%増)となり、上昇幅は小さいが価格はじわじわと上昇している。愛知県も、1,411万円(同4.2%増、同0.4%増)と上昇傾向を示した。

 主要都市別では、首都圏は、東京23区で3,570万円(前年同月比5.1%増、前月比1.6%増)とさいたま市が2,013万円(同8.6%増、同1.9%増)と上昇。一方、横浜市が2,320万円(同3.8%増、同▲0.1%)、千葉市1,579万円(同▲4.0%、同▲0.5%)と前月比下落した。首都圏では東京都の上昇ぶりが際立っている。

 近畿圏では、大阪市で1,993万円(同8.1%増、同0.3%増)と、2,000万円台に迫る勢い。また、神戸市でも1,620万円(同▲1.6%、同▲0.2%)と下落している。
 中部圏では、名古屋市の価格が1,613万円(同8.8%増、同1.0%増)となり、2001年5月以来、62ヵ月ぶりに1,600万円台に到達、中部圏の価格水準もじわじわと上昇を続けている。


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