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ネット検索後6割超が問い合わせ/RSC 不動産情報サイト利用者アンケート

 不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は22日、「不動産情報サイト利用者意識アンケート」の調査結果を公表した。不動産情報サイトの利用実態とその推移を調査するために年1回実施しているもので、今回で4回目。調査は、 RSCホームページ(http://www.rsc-web.jp/index.html)と会員不動産情報サイト上で2006年3月26日~6月25日の3ヵ月間実施。有効回答者数は1,617人(男性:55.9%、女性:44.1%)だった。

 調査によると、ネット検索後、実際に不動産会社に問い合わせした割合は64.7%で、前回調査より3.1ポイントアップした。問い合わせた会社数は「3社」が25.7%でトップ。特に賃貸検索者は「1社のみ問い合わせ」が2割超(20.9%、前回調査比5.8ポイント増)を占め、ネットを活用した絞り込みが進んでいると分析している。平均問い合わせ不動産会社数は、賃貸が2.9社、売買は3.4社となった。

 また、問い合わせをした後、実際に不動産会社を訪問した人は61.9%だった。「売買」(45.1%)より「賃貸」(59.7%)、「メール」(44.7%)より「電話」(64.6%)での問い合わせの方が、訪問率は高く、平均訪問会社数は賃貸が2.3社、売買は2.9社となった。
 さらに、不動産会社を訪問した人の65.8%が物件契約に至った。このうち、問い合わせをした会社で契約に至った人は56.6%だった。ネットで物件を検索した人の「契約率」は、賃貸が35.6%、売買が21.6%。問い合わせをした不動産会社で契約に至った率は、賃貸が70.7%、売買が48.2%だった。


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