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都心5区大型ビル平均賃料は高水準を維持/ビルディング企画調査

 (株)ビルディング企画(東京都港区、代表取締役社長:中村郁文氏)はこのほど、2006年8月度の全国4大都市圏(東京・神奈川、名古屋、大阪、福岡)の主要エリアのオフィスビルに関する市況をまとめた「LEASING REPORT 2006年10月号」を発表した。06年8月1日~8月31日までの期間、テナント募集を行なったオフィスビル1万1,644棟(東京・神奈川エリア6,044棟)を対象とした調査。

 都内主要5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の大型ビルの平均賃料は、坪単価2万5,005円と前月比で286円上がり、平均空室率は2.47%と同0.32ポイント低下した。同5区における大型ビルの平均募集賃料は、上げ幅に鈍化傾向が見られるものの高水準を維持している。平均空室率については、前月度調査に引き続き、2ヵ月連続で低下している。
 同5区の調査結果では、渋谷区の空室率の下げ幅が顕著だった。渋谷区はIT企業に根強い人気があり、空室率は1%を少し超える程度になっている。また、港区は空室率の低さから、テナント側に移転計画の大幅な見直しや延期、または他エリアに転出する傾向も見られるとしている。

 その他主要エリアのオフィス市況についての詳細は、ホームページ「ビルNAVI」(http://www.birunavi.com/market/)で公開している。


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