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神奈川県初の「円滑化法」建替え「溝の口」を竣工/大京

建て替え後の「ライオンズ溝の口レジデンス」
建て替え前の「上作延第三住宅」

 (株)大京は、「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づいた建替えマンション「ライオンズ溝の口レジデンス」(川崎市高津区、事業主:上作延第三マンション建替組合)を竣工した。同法による建て替えとしては全国で9番目、神奈川県としては初の事例で、組合施行型の建替えとしては全国初。同社でも、同法適用の初の建替えプロジェクトとなる(建替え事業としては4つ目で、首都圏では初)。

 建て替え前の「上作延第三住宅」は、1966年神奈川県住宅供給公社が分譲。地上4階建て2棟、総戸数は48戸。老朽化が進んだことから90年代に入ると建て替え議論がなされ、2002年6月建替え組合準備委員会を設立。同年12月の「円滑化法」施行を経て、04年7月建替え決議を承認した。複数のディベロッパーやゼネコンへの打診の後に、05年2月同社が参加組合員として選出されたもの。
 建て替え後の「ライオンズ溝の口レジデンス」は、権利者向け住戸41戸と大京が分譲する50戸を合わせ、地上5階建て・総戸数91戸。大京分譲分は、2006年3月より販売され、400組を集め完売している。


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