日本ERIグループでエスクローサービスを提供している日本住宅ワランティ(株)(東京都港区、代表取締役社長:増田明世氏)と(財)住宅保証機構は2日、「エスクロー連動型住宅完成保証制度」の提供について業務提携したと発表した。
同制度は、日本住宅ワランティのエスクローサービス「建築資金出来高支払管理制度(すまいとMONEY PLAN)」と、住宅保証機構が提供している住宅完成保証制度を連動させたもの。
「建築資金出来高支払管理制度」は、消費者が戸建住宅を建築する際に、建築主の建築資金を住宅の完成まで管理し、工事の進捗状況に応じて工事代金の支払いを代行するサービス。工事の着工前に提携銀行から実行された住宅ローンが信託口座に保全され、日本住宅ワランティが工事の進捗を確認、消費者に報告したうえで支払い手続きを行なう仕組みとなっている。
今回の提携により実現した「エスクロー連動型住宅完成保証制度」により、消費者は中間金支払いのためのつなぎ融資を受ける必要がなくなるとともに、着工前に住宅ローン金利を確定することが可能。また、住宅保証機構が住宅完成保証を行なうため、建築中に工務店に万が一のことがあっても、住宅の完成までが保証されることとなる。