三菱地所(株)は8日、慶応義塾大学SFC研究所(SFC)との産学連携の一環として、同研究所が毎年展開する「SFC Open Research Forum」(ORF)を、東京・丸の内で開催することを発表した。
ORFは、産官学の出逢いの場として、新産業創出に向けて開催されるもの。今回の両者の連携は、SFC研究所がビジョンとして描く未来の設計と実装が、三菱地所の考えるまちづくりのコンセプトと合致したために行なわれた。
ORF2006のテーマは『現代リアル学』。バーチャルな世界に対してメッセージを送ってきたSFCが、これまで培ってきたものをリアルな世界に提案する。
具体的には、電気を流すと色が変わる服や通信し合う鞄などの紹介のほか、梱包用緩衝材として利用されているエアチューブを建築に応用した超軽量な簡易仮設建築システムなどが展示される予定。
同社ではディベロッパーとしての知見・ノウハウと大学が持つ技術・研究成果を融合させていくことで、知識社会における街づくりの産学連携モデルを先導し、新産業創出を促進させる次代の都市開発手法構築を図っていきたいとしている。
詳細は下記のとおり。
■SFC Open Research Forum「現代リアル学」
日時 :11月22日(水) 11:00~19:30
23日(祝) 10:00~19:00
場所 :丸ビル、三菱ビル、東京ビル
参加費:無料(要事前登録) (URL:http://orf.sfc.keio.ac.jp)