住友不動産販売(株)は9日、2007年3月期中間決算を発表した。
当期(2006年4月1日~9月30日)の連結売上高は323億5,700万円(前年同期比24.4%増)、営業利益91億8,700万円(同65.4%増)、経常利益94億1,700万円(同65.8%増)、当期純利益38億9,200万円(同14.1%増)と大幅な増収増益。貸倒引当金繰入額28億2,000万円を特別損失として計上したものの、4期連続の増収増益となり、売上高、各利益は過去最高を記録した。
主力の仲介事業は、新規出店によるネットワーク拡大、ホールセール部門の強化などにより、取扱件数1万4,273件(同5.3%増)、取扱高5,118億500万円(同27.0%増)、営業収益242億3,900万円(同21.1%増)、営業利益83億8,900万円(同39.5%増)となった。
受託販売事業は、取扱件数が1,605件(同▲4.6%)となったものの、都心大型物件の引渡しで単価が上昇し、取扱高614億7,500万円(同6.2%増)、営業収益16億9,100万円(同▲9.9%)、営業利益4億4,900万円(同402.2%増)となった。利益が増えているのは引渡しに伴う原価計上が前期で済んでいるため。
賃貸事業は、オフィス拡大需要と賃料上昇により、営業収益12億5,300万円(同4.7%増)、営業利益6億8,300万円(同17.8%増)となった。
なお通期では、連結売上高690億円、経常利益200億円、当期純利益101億円を見込む。