国土交通省は21日、都市再生特別措置法第20条第1項に基づき、三菱地所(株)から2006年8月25日付で申請があった民間都市再生事業計画「三菱商事ビル・古河ビル・丸ノ内八重洲ビル建替え計画(丸の内2-1地区)」(東京都千代田区)を、11月20日に認定したと発表した。
同プロジェクトは、東京・丸の内と有楽町の結節点に位置する既存3棟を大型街区として機能更新し、新たに地上34階地下4階建て、延床面積20万6,212平方メートルの複合ビルを建設するというもの。
広場や地上・地下ネットワーク、地域冷暖房施設といった地域インフラ施設を整備するとともに、丸の内に最初に建った「三菱一号館」を復元、本格的な美術館として整備することで、エリアに不足した文化交流機能の向上を図る。また、賑わいと回遊性のある都市空間を形成することにより、東京駅前周辺の活気と賑わいを、丸の内・有楽町地区全域に拡げる拠点として整備していく。
事業区域面積は約1万6,718平方メートル。施行期間は2007年2月1日~09年4月30日。