(株)不動産経済研究所は、地価高騰・建築コスト上昇の中で、マンション販売がどの程度ズレ込んでいるのかを調査。調査結果を5日発表した。
同調査は、2005年1月~06年10月までに供給が行なわれた物件(14万1,633戸)を全抽出、全戸販売物件を除き、直近の販売がその前の販売期から4ヵ月以上間隔があいた物件を「ズレ込み物件」としてピックアップしたもの。
この結果、販売「ズレ込み物件」は首都圏全体で6,650戸(169物件)。対象物件の全戸数(2万2,136戸)におけるシェアは30.0%となった。
地域別には、千葉県がシェア44.0%で最も多く、次いで埼玉県42.3%、都下38.6%、神奈川県31.7%、都区部20.5%の順。
また、ズレ込み物件を2006年1月~10月の供給実績に加えると、6万4,040戸(前年同期比▲3.4%)となっている。